2010年12月21日火曜日

河瀬直美の目


レンズを介して見る。
擬似的な世界。

そこは人が素を演じる場所。

相手を意識する。
演じる余裕を失う。

「河瀬直美」
彼女の映像は演技を削ぎ落とす。

彼女の目。

ずっとそこにあるもの。
それだけを捉える。

なぜか「小津映画」を感じる。

入り口を異にするが
そこには日本人がいる。

暴飲暴食の成れの果て。
そんな崩れたさもしい風景はない。

欠落したものを補う。
彼女の映画。

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