
「LIVE IN JAPAN」
ジョージ・ハリソンの日本公演盤。
「ジョージがクラプトンと来日!」
当時この朗報は「絵に描いた餅」に思えた。
眼前には世俗と距離を測れない主人公。
バックには丁寧に音を再現するクラプトンバンド。
客席の過剰な期待から逃れる彼のジョーク。
さすがに野口五郎の駄洒落とは一味違う。
ステージ全体を覆うのは
彼から醸し出される優しさ。
だがその反面、彼の神経質さが
「クラプトン」のバッキングを曇らせる。
いい演奏だが借りてきた猫のように大人しい。
それは睨みを利かせる「怖い先輩」の存在からか。
ジョージは元ビートルズでグリースボーイ。
なおこの音源はアナログ盤の
柔らかい音で聴くことをお勧めします。
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