2011年2月25日金曜日

先輩と後輩の関係


「LIVE IN JAPAN」
ジョージ・ハリソンの日本公演盤。

「ジョージがクラプトンと来日!」
当時この朗報は「絵に描いた餅」に思えた。

眼前には世俗と距離を測れない主人公。
バックには丁寧に音を再現するクラプトンバンド。

客席の過剰な期待から逃れる彼のジョーク。
さすがに野口五郎の駄洒落とは一味違う。

ステージ全体を覆うのは
彼から醸し出される優しさ。

だがその反面、彼の神経質さが
「クラプトン」のバッキングを曇らせる。

いい演奏だが借りてきた猫のように大人しい。

それは睨みを利かせる「怖い先輩」の存在からか。
ジョージは元ビートルズでグリースボーイ。

なおこの音源はアナログ盤の
柔らかい音で聴くことをお勧めします。

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