2011年5月20日金曜日

醜いアヒルは人間だった


映画「ブラックスワン」

人間は自分にないものを求める。
見苦しいほどに全てを捻じ曲げて。

崇める、神秘性を称える。
以前は自然に耳を澄ましていた。

雲を超え身を星空へ。
扉を開け青い生命体を見てしまう。

人は「美しさ」へ憧れ、尊敬する。
そして人は美しいものを汚し犯す。

主人公は死と引き換えに自分を解放する。
芸術という野暮ったいものに自分を売っちまう。

想像は永遠を生む。

映画は輝きを生めなくなったか。
表現しても誰も想像できないのか。

いつの日か楽しさを想像してみたい。

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