片翼の時代にいかが
「TELL TALE SIGNS」
ボブ・ディランの1989~2006年のアウトテイクス集。
国破れて山河在りと語られる
姑息な手段など通じない呆然の現在。
好き嫌いで善し悪しが移ろい
親しまれた事に唾を吐きかける。
彼の曲はどうだろうか。
袋小路に陥るとみな満面の笑顔で迎える
趣向品はひとり歩き、逆手で嗜まれる。
彼の現在はどうだろう。
「聴く機会がないから知らない」
そう、それ以上の返事は望めない。
「いろんな事に耳を傾ける」
すると自分に確信が持てる。
このアルバムは雑草の集まり。
だがつまらないものは入っていない。
それは雑草の一つひとつには名があるから。
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